はじめに

~太陽と土と水と。ゆっくりじっくりたっぷり~

 四季おりおり、美しい自然の変化に、目を輝かせ心躍る子供たち。
自然は、やさしく、時にきびしく、私たちを包み、導き、教え、鍛え、覚ましてくれます。
仲間と共に五感をふるわす感動と出逢いは、感性豊かな成長を促します。
そして、「自分で考え、創り、遊ぶ」力を養います。

 

 一人一人の子どもの成長、発達は違います。違いは、個性であり、人格です。
仲間と共に育ち合う子どもたちが、自分と他の人とは、考えること、行動することが違うことを知り、戸惑いながら認め合い、共感する。仲間の成長を心から喜び合える、温かい集団づくりを大切に心がけています。

 

 自然が急速に消えていく時代ですが、羽鳥地域は昔ながらのたたずまいを今に残しています。
畑の苗の変化、よもぎ摘み、ザリガニ釣り、松ぼっくり・どんぐり拾い、白つみれ草のネックレス作りなどは、子どもの遊びの宝箱です。  

 

 

~根っこを育てる保育~

 ひまわりのように太くて長い茎、大きな花を咲かせるためには、地面にしっかりと根を張らなくてはいけません。
根がしっかりしていると、どんな雨風にも倒れることはありません。
幼児教育は、すぐに成果の見えるものではありませんが、小学校にあがる前のこの時期にしか出来ないこと-五感を思いっきり使って感じて、何かを作り上げたり遊んだりしながら、自分の気持ちや仲間の気持ちを受け止め思いやる心などをしっかり育てていくことが大事だと考えます。

 

 

 

子どもの感性を育む出逢いを親子で体験しましょう。

園代表 沼上 純子